Ruby on Railsに触れる

時間が少し出来たので、Ruby on Rails(以下、RoR)に触れてみる。Rubyは以前にちょっとだけ触ってみたことがあるが、RoRはまったくの初めてなので、まずは環境の構築方法から。

Rubyのインストール

まずはRubyをインストールする。Ruby公式サイトからWindows用のバイナリをダウンロードする。今回ダウンロードしたのはActiveScriptRubyの1.8.7(p174) with-winsock2というもの。ダウンロードしたActiveRuby.msiを実行する。インストール先も選べたが、ここではデフォルトのまま。インストール先はC:\Program Files\ruby-1.8。

環境変数へ追加

環境変数PATHにRubyのbinディレクトリを追加する。

RUBY_HOME=C:\Program Files\ruby-1.8
PATH=%PATH%;%RUBY_HOME%\bin;

RubyGemsのインストール

Ruby用のパッケージ管理システムとなるRubyGemsをインストールする。RubyGems公式サイトから最新版をダウンロードする。今回ダウンロードしたのはrubygems-1.3.5.zip。任意のディレクトリで展開してrubygems-1.3.5\setup.rbを実行する。

MySQLのインストール

Ruby的にMySQL5.1は地雷らしいので、MySQL5.0を利用する。MySQL公式サイトからMySQL5.0をダウンロードする。ここではmysql-essential-5.0.86-win32.msiをダウンロードして実行する。ほとんどの項目をデフォルトのままとしたが、以下の項目については変更した。

    • DBのタイプについては[Transactional Database Only]を選択。
    • 文字コードについては[Best Support For Multilingualism]を選択。
    • [Include Bin Directory in Windows PATH]にチェックを入れる。

MySQL GUI Toolsのインストール

MySQL ダウンロードページから最新版をダウンロードする。ここではmysql-gui-tools-5.0-r17-win32.msiをダウンロードして実行。すべての項目についてデフォルトのままでインストールした。

Railsのインストール

gemsでインストールするのが一番簡単らしいので、コマンドプロンプトで以下のコマンドを実行した。

gem install rails --include-dependencies

デモサイトの動作確認

Railsのデモサイトを作って動作確認する。任意のディレクトリを作成し、そこへ移動してアプリを作成。アプリ内でWebサーバを起動してブラウザでアクセスする。正常に画面が表示されればRailsのインストールは完了、という流れ。

-- Ruby用ディレクトリの作成
mkdir C:\ruby
cd C:\ruby
-- デモアプリの構築
rails demo
-- デモアプリへ移動
cd rails
-- Webサーバの起動
ruby script/server

あとは以下のURLにアクセスして、画面が表示されればRailsのインストールは完了。
http://localhost:3000/

今回はここまで。次回はRailsMySQLの連携とか、Eclipseとの連携を試してみる予定。